高市首相や日本の政策を標的とした中国系の情報工作グループについては、近年の調査により一部の具体的な名称や組織の関連性が判明しています。
「具体的なグループ名と特徴」
Spamouflage(スパムフラージュ)
世界最大規模の中国系影響力工作ネットワークです。
特徴:
数千から数万の偽アカウントを使い、AI生成画像や自動投稿ツールを駆使して、高市首相への批判や日本の「右傾化」を懸念する投稿を日本語・英語で大量拡散しています。
活動:
2026年1月の衆院選前後には、ユーザー名が酷似した1,000規模のアカウント群による不自然な投稿が確認されています。
Dragonbridge(ドラゴンブリッジ)
特定の政治的トピック(台湾有事など)に対し、中国に有利なナラティブを拡散するグループです。
高市首相の「台湾有事発言」を「悪質」と批判する世論誘導に関与していると分析されています。
所在地と組織の背景これらの活動は、個人のボランティアではなく、中国の国家機関と密接に関連した組織によって運営されていることが指摘されています。
関連組織:
中国公安部(MPS): 米メタ(Meta)社などの分析により、Spamouflageの一部は中国の法執行機関である公安部の関係者が運営している可能性が高いとされています。
戦略支援部隊(SSF)または情報支援部隊: 中国人民解放軍の部隊がサイバー戦や心理戦の一環として、SNS上での世論工作を主導しているとされています。
拠点の推定:
特定のビルや住所までは一般公開されていませんが、CISA(米サイバーセキュリティ・インフラセキュリティ庁)などは、四川省や北京市にある複数の民間IT企業(「四川聚信和ネットワーク技術」など)が、中国の諜報機関にサイバー製品やサービスを提供している実態を公表しています。
これらの企業が隠れ蓑となり、組織的な投稿やハッキング活動の拠点となっていると考えられています。
中国政府はこれらの指摘に対し「事実無根」と公式に否定していますが、専門機関(JNIなど)による分析では、アカウントの作成時期や投稿内容の同期性から、組織的な関与は明らかであると結論付けられています。

